今日は「中国で Apple Pay が使えるようになるか!?」の記事を見てみましょう。
記事の題名は「Apple Pay、iOS9.2 が Union Pay カードとのリンクをサポートすることが露見、ネットユーザーが(中国)国内で支払可能になることを公表」です。
内容解説
日本では下火な Apple Pay。いつ使えるようになるかという情報も全然ないのですが、中国では来年春節前(1月~2月)には使えるようになるかもしれないとのことです。
12月8日、中信銀行のネットバンキングにログインしたユーザーが「Apple Pay」のメニューがあることに気づいたと。でも12月9日になって見てみたらなくなってたということらしいです。
んでもって、アップルは今年6月、決済を業務とする専門の子会社を上海に設立しているみたいなんですね。そのアップルの上海子会社について、公開されている登記情報から次のことがわかるそうです。
苹果技术服务(上海)有限公司注册地址在世纪大道,注册资本为1340万美元,是外国法人独资公司。经营范围包括:支付领域的技术服务、技术咨询、系统集成;软件(教育软件、出版物除外)的设计、制作,销售自产产品,自有技术成果转让等。
【参考訳】
アップル技術サービス(上海)有限公司の登記住所は世紀大道で、登録資本金は1340万米ドル、外資100%。経営範囲(一部)は次のとおり:支払分野の技術サービス・技術コンサルティング・システム統合。ソフトウェア(教育と出版物は除く)の設計・作成、自社製品の販売、自社技術成果の移転など。
正式な発表の記事ではないのですが、中国の支払方法の多様化が進むかもしれませんね。
用語紹介
それでは、この記事で使われている単語の中からよく使われるIT用語を中心に紹介しましょう。
现身は辞書に載ってない単語ですが、魯迅の作品にも使われているそうなので、特に新語というわけでもありません。「明らかになる(される)」という意味です。
绑定はよく見るIT用語ですが、辞書に載っていません。あるサービスのアカウントと電話番号を関連付ける、というようなときに使います。
银联卡は中国の決済サービスで、英語表記は Union Pay です。クレジットカードとデビットカードの2種類があります。最近日本でも使えるようになってきましたね。ヨドバシカメラや有名デパートなどで目にされた方も多いと思います。
爆料は新語で、ネットニュースで使われることが多い単語です。「写真や動画などの情報を根拠に何かを暴露する」という意味で使われます。
登录は「ログインする」という意味です。新たに登録する(=サインアップする)時には注册を使います。日本語の「登録」での意味では注册、「登録した後にログインする」という意味では登录を使います。少し紛らわしいですね。
身份验证もよく使われる表現です。字面だけ見ると「身分」を確認するように見えるのですが、「身分証番号や電話番号、指紋認証などで本人確認をする」という意味で使われます。
以上、今日の時事用語でした!